さて今や、フーコーの言葉づかいを借りて分析されるべき、もうひとつの監禁制度-美術館-および科学-美術史-が存在する。それらは、われわれが近代芸術という名で知っている言説を可能にする前提条件なのである。モダニティの意味と解体を探り、ポスト・モダンのゆくえを示す。