• Author幸田文
  • Publisher新潮社
  • ISBN9784101116105
  • Publish Date1998年12月

動物のぞき

猛々しくも親愛なる熊さん、静謐の瞳。せっかく檻をぬけ出たのにゴリラ君、なんで今さらためらうの。犀子嬢はてんやわんやでお嫁入り。ふむ禿げ鷹氏、さすがは貫禄の孤高。これぞ幸田流、動物園探訪・見聞の記全10話、土門拳動物写真20葉入り。むかし野にいて、いま飼育されて生きる毛ものたち。そんな彼らの姿を透して、野を去って久しい動物、ヒトの哀歓がおのずと浮びあがる…。

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