月刊雑誌「赤い鳥」「金の船」「童話」などに掲載された島崎藤村、芥川龍之介らの作品は、近代児童文学に画期的な影響を及ぼした。こうした作家たちの業績を各作家の作品によりたどろうとしたのがこの『現代日本児童文学傑作選』(全3冊)である。本巻は鈴木三重吉から宇野浩二まで九人の作品18編を収録。大正期を代表する傑作選です。