日本の自然が圧縮された野生の宝庫・屋久島を舞台に,11 人の研究者がニホンザルを中心としたさまざまな研究の最新成果をわかりやすく紹介する.それとともに,自然保護と猿害の問題,エコミュージアムの構想などにも触れながら,人々の暮らしと自然とのよりよい関係を築くために,研究者にとって,どんな貢献が可能かを探る.