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  • 著者ルードヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン デズモンド・リー 山田友幸
  • 出版社勁草書房
  • ISBN9784326198955
  • 発行1996年11月

ウィトゲンシュタインの講義 1

『論考』の誤りを自覚し、ふたたびケンブリッジに戻ってきたウィトゲンシュタイン。後期哲学への歩みが、ここからはじまる。本書には、『論考』のウィトゲンシュタインへと遡る思考の道筋の内に、『探究』のウィトゲンシュタインへと連なる思考の道筋が、流れ込み、絡まりあい始めている様子を見いだすことができる。したがって本書は、前期の哲学から後期の哲学へと至る、両端だけ見れば著しく対照的にも見える思考の変貌の第一歩がどのように踏み出されたのかを探るための資料としても、大いに興味深いものであると言えるであろう。

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