ワンと家族の6つの物語
『トイレの神様』で知られるシンガーソングライター・植村花菜さんの愛犬・チャッピーは、白い雑種の中型犬。ひとりだけ実家を離れておばあちゃんと暮らすことになった花菜さんが、寂しくなって時折、涙を流してしまったとき、いつもそばにいて涙を舐めてくれたのがチャッピーだった。
コッカースパニエルのバセが亡くなったとき、飼い主の藍さんは思ったという。「私が面倒みているつもりだったけど、生かされていたのは私のほうだったんだ」と。様子がおかしいからと獣医に連れて行ったのに「心配ない」と誤診され、気づいたときには手遅れに。そのバセがプレゼントしてくれた大切な日々をあらためて思うのだった・・・。
盲導犬としての任務をまっとうし、今は北海道盲導犬協会で悠々自適の日々を過ごす老犬たちの暮らし。老いた愛犬に必死の介護を施した飼い主の思い。足を患った後、散歩嫌いになってしまったダックスフントを救った手作りの車いす…など、ワンと家族の珠玉のエピソードを収載。
愛犬がくれた思い出の数々とともに、老犬介護の現実、看取りのあり方など、専門家の解説も加えた愛犬家必読の224ページ。
【編集担当からのおすすめ情報】
植村花菜さんのヒット曲と同名の著書、『トイレの神様』では触れられていなかった愛犬・チャッピーとおばあちゃん、そして家族の暮らしを描いた第一章は、花菜さんファン必読。さらに、10年以上、家族として暮らしてきた愛犬との思い出を、それぞれの飼い主が語る第2章以後のノンフィクションも、愛犬家たちに感動と共感を呼ぶこと必至です。
経験豊富な獣医師とトレーナーが語る、それぞれの立場からの老犬の病気治療や日常生活の知恵も充実。