一茶は晩年にいたるまで作句力の衰えを知らず生涯に約二万句の俳句をのこした。ここにはその中から二千句を選んで制作年代順に配列し脚注を付す。その句は詩人の生きぬいた苛烈な人生を反映し、鮮烈にして個性的な「人生詩」となっている。