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  • 著者矢島正雄 弘兼憲史
  • 出版社小学館
  • ISBN9784091920157
  • 発行1994年12月

人間交差点 5

愛と憎しみ、喜びと哀しみが織りなす無限の人間ドラマを描く珠玉の名作

▼第1話/熱い砂▼第2話/あだし野(前編)▼第3話/あだし野(後編)▼第4話/挽歌▼第5話/真昼の漂流▼第6話/冬の蝉▼第7話/聖橋▼第8話/初雪25時▼第9話/面影花▼第10話/蜃気楼(前編)▼第10話/蜃気楼(後編) ●あらすじ/町長選挙のまっただ中、候補者の大村はなりふり構わず票集めに奔走している。そのためには、体の調子が悪い叔父でさえも、外に駆り出すことを辞さない。彼をここまで追い立てるもの…それは、この町と叔父に対する復讐心だった(第1話)。▼サラリ-マン石原の役職は課長だ。だが、自分が支持してきた役員が派閥争いに敗れたため、そのとばっちりを受け、課が縮小されることになった。縮小のためには、課員を一人子会社に出向させなければならない。ひとりの男性課員が標的となるが、彼は一週間、家庭の事情で欠勤をする。だがその間、石原はずっと不審な男につけまわされる(第5話)。▼緑川道夫は売れっ子の俳優だ。次々と大量の仕事を引き受け、初めての出産を迎える妻が難産だと聞いても、病院へ行こうともしない。彼は仕事がなくなるかもしれないという恐怖感から、仕事の量を減らすことができないのだった。やっと重い腰を上げて妻のもとにやってきた緑川は、子供が産まれてすぐに死んだことを告げられる(第6話)。

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