平安王朝の女性は、宮廷を飾る花ではなく、家政をとりしきり、時には政治まで動かす存在だった。生い立ちから結婚、子育て、老いにいたる年齢による家での役割分担、長寿を全うして至福の時を迎えるまでの一生を描く。