農場に、たくさんの動物がすんでいました。その中に、からだのめだって小さなおんどりがいました。ちゃぼのバンタムです。にわとりの群れでいちばん強いのは、からだの大きなたいしょうです。バンタムは、めんどりのナネットをすきなのですが、ナネットのそばにはいつもたいしょうがいます。ある日のことです。農場にきつねがしのびこみました。にわとりたちはおおあわて。見ると、ナネットがきつねにつかまっているではありませんか。たいしょうはいち早くにげています。バンタムは、ナネットをすくおうときつねにむかっていきました。読んであげるなら、およそ6才くらいから。