• 著者梁慶一 尹仁完
  • 出版社小学館
  • ISBN9784091570055
  • 発行2003年4月

新暗行御史 第5巻

▼第8話/虎兄▼第9話/踊る糸蚯蚓(イトミミズ)▼第10話/能恵衣(ノンゲ)▼第11話/みぞれ PART1 ~PART2 ●主な登場人物/文秀(ムンス。世の悪を一掃し、弱者を助ける暗行御史。幽幻兵士<ファントム・ソルジャー>を操る3馬牌<まはい>を持つ。原因不明の呪いに身体を蝕まれていて、激しい運動をすると呼吸困難に陥ってしまう)、山道(サンド。文秀に助けられたことをきっかけに、亡き恋人の遺志を継ぎ、暗行御史の護衛となった凄腕の女性闘士。本名は春香〔チュンヒャン〕)、房子(バンジャ。他の御史の従者だったが死別。旅先で文秀と出会い、お供を願い出た少年。自称・大魔法使い)●あらすじ/旅の途中、奥深い山の中に人家を見つけた文秀たちは、そこで一息つかせてもらうことにした。その家に住む青年は、この近くに人の言葉を話す虎がいると文秀に話す。以前、山の中でその虎に出くわした彼は、食べられることを恐れ、生き延びたい一心で虎に「あなたは魔女の呪いで虎にされてしまった私の兄さんだ」と途方もない嘘をついた。だが虎はそれを信じ、病に臥せっている青年の母のために献身的に尽くすようになる。けれどもその母も亡くなったので、青年は虎に本当のことを告げるべきか悩んでいたのだった。そのまま黙っていた方がいいと文秀が告げたその時、家の近くに来ていた虎が暴れ出し、山道と文秀に向かってきた…!!(第8話)●本巻の特徴/親孝行を題材にした上記「虎兄」をはじめ、全4話を収録。「踊る糸蚯蚓」では、文秀に無駄飯食いと言われ落ちこんだ房子が、毒キノコを食べておかしくなってしまった文秀を助けるために奮闘する。「能恵衣」は、文秀が遊廓で出会った娼婦の強い生き様を描くエピソード。「みぞれ」では、異常に強い黒豹に襲われた文秀を救おうと山道が闘う。この黒豹の正体は…!?●その他の登場人物/阿志泰(アジテ。文秀の仇敵。聚慎が滅んだ原因を作った人物とされているが、真相はいまだ謎のまま)、砂漠蝙蝠(さばくこうもり。山道、房子同様、文秀のお供をしている)●その他のデータ/途中に原作者・尹仁完による作品の背景の解説コラム「新暗行御史をよりディープに楽しむ その10・虎兄」「その11・能恵衣」を。また巻末には「韓国からアンニョン!! ~担当編~」を収録。

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