▼第19話/曼陀羅華(まんだらけ)の夢(1. 嘘~2. 深い眠り)▼第20話/根深き樹(1)●主な登場人物/文秀(ムンス。世の悪を一掃し、弱者を助ける暗行御史。幽幻兵士[ファントム・ソルジャー]を操る3馬牌[まはい]を持つ。謎の呪いに身体を蝕まれている)●あらすじ/義賊・活貧党との戦いで瀕死の傷を負った文秀は、死の直前“曼陀羅華の鍼”を打ち、仮死状態に陥る。鍼の効果で、過去に意識が逆行した文秀は、気が付くと幻想の中で山道、房子と旅をしていた。ある村で「嘘つき大会」が開かれることを知った一行は、賞金500両を目当てに、主催者である領主のもとを訪れるが…(第19話・1)。●本巻の特徴/曼陀羅華は、過去の人生の中で最も楽しかった瞬間へ意識を遡らせる植物。だが、そこで「安らげる場所」を見つけてしまうと、二度と目覚めることはできない。山道と出会った頃、そして阿志泰や元述を従え、聚慎を率いていた頃の夢を見ていた文秀に、目覚めの時は訪れるのか…!? 巻末には、島本和彦によるオマケ漫画「吼えろ!! 暗行御史」を収録。●その他の登場人物/阿志泰(アジテ。文秀の仇敵。聚慎が滅んだ原因を作った人物とされているが、真相はいまだ謎のまま)、元述(ウォンスル。阿志泰の部下。聚慎の部隊にいた剣士。山道との戦いで死んだはずだが、阿志泰の力によって蘇った)、山道(サンド。亡き恋人の遺志を継ぎ、暗行御史の護衛となった女性闘士。本名は春香[チュンヒャン])、房子(バンジャ。他の御史の従者だったが死別。旅先で文秀と出会い、お供を願い出た少年。自称・大魔法使い)