全米が泣いた奇跡の実話!オスカー映画原作
2003年、アメリカ・ユタ州の峡谷で、アウトドア好きな青年アーロンはロッククライミング中に岩に右手を挟まれ、身動きがとれない状態に陥る。手元にあるほんのわずかな食料と水。それが尽きれば命も尽きる・・・。
1日、2日、3日・・・。絶望と闘いながら、生への情熱を燃やしつづける。
4日、5日・・・体内から水分と力が消え果てていき、朦朧とした意識の中で、彼は愛する家族を想う。「ママ、パパ、愛してる。いつまでも忘れない・・・」
しかし、彼の強靱な生命力は、彼に「ある決断」をする時間の猶予を与えた。想像を絶する、生還のための闘いが始まった・・・・。
アーロン本人がその「奇跡」を、あるときはショッキングにあるときはまるで詩のように繊細な筆致で綴った、感動の記録。
命の力、家族の絆、そして人間の勇気について、ひとりの青年の奇跡の体験が教えてくれます。
【編集担当からのおすすめ情報】
本年度アカデミー賞、作品賞・主演男優賞など6部門にノミネートされた映画「127時間」の原作です。監督は一昨年の作品賞受賞作「スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイル。アーロン役を壮絶な演技でリアルに見せているジェームス・フランコはこれから日本でも人気が上がること間違いなしのイケメンです。日本での映画公開は6月ですが、4月発売の原作を読んでから映画を見れば、感動も100倍です! 映画では描かれていない壮絶な闘いの描写もあり。