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  • 著者橋本毅彦
  • 出版社講談社
  • ISBN9784062921879
  • 発行2013年8月

「ものづくり」の科学史 / 世界を変えた《標準革命》

フランスのオノレ・ブランという技術者による「互換性部品」に始まる近代の標準革命。アメリカでその技術は、困難を乗り越え、「アメリカ式製造方式」として確立された。さらにテイラーによる作業の標準化は、アメリカを製造業大国にする。公的機関が標準を決めるデジューレから市場での占有によるデファクトの時代へ。「標準」をキーワードに、製造の現場のドラマと国家、企業、市場の関係、そして背後に潜む思想を探ります。
3世紀にわたる人類最大のプロジェクト=スタンダード・テクノロジーの物語
「標準」を制するものが、「世界」を制する!
「互換性」は技術者の壮絶な工夫と苦労の結晶であり、企業と権力の構想と交渉によって誕生した。標準技術の形成と受容過程の、驚くべきドラマの数々。標準化=製造の革命は、旧体制を破壊し、軋轢も生んだ。A4、飛行機の安全基準、コンテナ、キーボード……。今なお世界を覆い尽くさんと進む未完の巨大プロジェクトの意味と歴史と未来を探究する。
※本書の原本『<標準>の哲学 スタンダード・テクノロジーの三〇〇年』は、2002年に小社より刊行されました。文庫化にあたり、第六章・エピローグを大幅に改稿し、第七章を追加しました。

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