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  • 著者かんのゆうこ 北見葉胡
  • 出版社講談社
  • ISBN9784061957558
  • 発行2014年10月

はりねずみのルーチカー星のうまれた夜ー

クリスマスがちかづいて、フェリエの国にすむ、はりねずみのルーチカは、いいことを思いつきました。ひとびとの国からもちかえってきた「キラキラ」を夜空にかざって、仲間たちに星空をみせてあげるのです。
 でも、ルーチカは、夜空までいく方法をかんがえていませんでした。仲間たちのアイディアで、ロープやふうせん、はねをつかって、夜空にいこうとしますが、うまくいきません。そこで、「夜空までとどくはしご」のプレゼントを、サンタさんにおねがいすることにしたのでした。
 ところが、クリスマス・イブ。サンタさんにお手紙を書くときになって、「サンタさんへのおねがい、かえることにしたんだ」というルーチカ。いったい、どうしたのでしょう……? 
 かわいい動物たちがくりひろげる楽しいストーリーに、心あたたまるメッセージがこめられた大好評「はりねずみのルーチカ」シリーズ。クリスマスマーケット、ジンジャークッキー、キャンドルライトサービス、ラッキーチャームいりのケーキなどなど、クリスマス気分がいっぱいの、シリーズ最新作です。
「そうだ! もうすぐクリスマスだから、クリスマス・イブのまえの日に、夜空に星をちりばめよう。そうすれば、今年のクリスマス・イブには、みんなに星空をプレゼントできるもの。」
 ルーチカは、大切にあつめてきたキラキラをつかって、いよいよ今年のクリスマス・イブのまえの夜に、星空をつくることにきめました。
「ああ、たのしみだなぁ。」
 星空をみたときの、フェリエのみんなの笑顔を思いうかべただけで、ルーチカはもううれしくて、むねがいっぱいになりました。--本文より
--本文より

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