朝鮮戦争勃発の前年、占領下の日本。米軍司令部は朝連(在日本朝鮮人聯盟)を強制解散、朝連学校には閉鎖命令を出す。民族学校を守るため、本書の著者は東京都教育庁と連携、「廃校申請」の奇策により「都立」へ移管、民族教育を守る-。今はじめて語られる知恵と良心の闘い、「民族」をめぐる相剋の悲劇。