1977年、新潟でバドミントン部の練習を終えて帰宅途中の 13歳の少女横田めぐみさんが忽然と姿を消した。事故か家出か。 大規模な捜索も空しく、生死不明のまま20年が過ぎた。 97年、両親のもとに驚くべき知らせが届いた。 めぐみさんは北朝鮮の工作員に拉致され、ピョンヤンにいると――。 消息が浮上するまでの辛苦の日々を綴り、恐るべき国家犯罪を世に知らしめた慟哭の手記。