突然の雨から逃げ込む形で飛び込んだ、とあるレストランで出会った黒衣の女。携帯を忘れた彼女との不思議な縁で、作家・内田康夫は、誘われるまま美食の罠に陥った…。浅見光彦とともに、14のレストランを巡りながら、「食」に関わる歴史的出来事を分析し、現代の社会現象を批評し、また自己の思い出を語る、美味しく豊かなグルメ・エッセイ。