生身の人々と生きることに挫折した「糞ったれの魚」、ヨナスの再生の物語。荒れ果てた北欧的風土といくつもの神話的主題とに満ちた異色の傑作と、作者の創作過程を記した未発表最新短編2編とが織りなす、トーベファン垂涎の1冊。