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  • 著者重松成美
  • 出版社小学館
  • ISBN9784091886583
  • 発行2014年6月

白い本の物語 新装版

少年が出会ったのは、ふたりの製本職人。

愛書家であった父を亡くした少年・リュカは、 パリの街でショーウィンドウに飾られた美しい本を見つけた。 そこで出会った本の装飾家、ステファン・ボッシュに連れられ、 製本家、ステファン・ルイの待つアトリエへと足を踏み入れる。

父が愛し、ふたりのステファンが生きる、製本と職人の世界に すっかり魅せられたリュカは、彼らの工房に通い始める。 自分の居場所を求めて――

2011年にIKKICOMIXrareシリーズとしてスマッシュヒットを飛ばした表題作に、描き下ろしの新エピソード34ページ分を追加し、新装版として復刊。 少年・リュカとふたりのステファンにまた会える。

【編集担当からのおすすめ情報】 追加分の新エピソードは、今巻のための完全描き下ろし!

リュカの出会いの物語であった表題作「白い本の物語」のその後のエピソードです。 リュカ、ボッシュとルイ。三人いるアトリエが当たり前になった日々で起こるちょっとした事件に、はらはらしたり、ときめいたり、ほっと胸をなでおろしたりしつつも、いつまでも三人のアトリエをのぞいていたい…そんなしあわせな気持ちにさせてくれる物語です。 ぜひお手にとってご覧ください。

著者の重松成美氏は、フランスで製本の技術を学び、 帰国後「本を綴じること」をテーマにした表題作でデビュー。 その後も一貫して「本」を軸にした作品に取り組んでいます。 経験に裏打ちされた、正確な製本作業の描写も 作品世界に気持ちよく没入させてくれることうけあいです。

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