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  • 著者重松成美
  • 出版社小学館
  • ISBN9784091886347
  • 発行2013年10月

BABEL 3

世界は一冊の『本』…世界書物を巡る冒険!

電子書籍全盛の近未来、全ての「知」は電子化され 「ビブリオテック(仮想電子図書空間)」で管理されている、そんな時代。 ビブリオテックの創設者、主人公・オレッセンの父には、 ネットワーク上で古今東西すべての書物を組み合わせた 世界書物=『森羅万象が響き合う書』を甦らせる夢があった。 神話の時代に存在した『書』には、この世のすべてが書かれ、 この世界に豊穣と破壊をもたらす強大な力を持っていたという。

だが、幼いオレッセンによって夢は断たれ、父は失踪する。 尊敬する父を失ったオレッセンは、父の夢をひきつぐため ビブリオテックの中枢へと乗り込んでいく。

一方、ビブリオテックでは近年異変が頻発していた。 「パランセプト」と呼ばれるバグが止まらない。 それは、ビブリオテック最深部で再構築されつつある『書』に関係するのか? 『書』を守護する「教団アセファル」協力のもと オレッセンは情報=記述の海へダイブする――!!

…さらにその一方で、『書』の存在を知ったユーロ・パリ政府中枢部は その強大なエネルギーを手中にすべく暗躍していた…

【月刊IKKI掲載分のうち、folio13~19を収録】

【編集担当からのおすすめ情報】 著者の重松成美氏は、フランスで製本の技術を学び、帰国後「本を綴じること」をテーマにした『白い本の物語』(IKKICOMIX rare)でデビュー。一貫して「本」を軸に作品に取り組んでいます。 本巻ではついに、父の求めた『書』の全貌が明らかになり、さらに「教団」と「政府筋」の『書』を巡る攻防にまきこまるなど、霧に包まれていたオレッセンの周囲がダイナミックに動き始めます。 この先、『書』の世界=記述の海でオレッセンが目撃するものとは。そこで起きている異変とは。 かつて父へ届けられなかったメッセージは、その想いはどこへいくのか……

この先はオレッセンのターン!!! めくるめく新世界にご期待ください!!

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