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  • 著者重松成美
  • 出版社小学館
  • ISBN9784091886552
  • 発行2014年6月

BABEL 4

世界最古の『書』が目覚めた…その代償とは

神話の時代、この世のはじまりを写しとった一冊の「本」があった。 『書』=トゥ・モンドと呼ばれたそれは強大な力を秘めており、それゆえバラバラにされ、 世界のあらゆる書物の中に断片として隠され、散り散りとなった…

伝説を信じて『書』の復活を夢見た父と、彼を慕う主人公・オレッセン。

時は電子書籍全盛の近未来。 全ての「知」は電子化され「ビブリオテック(仮想電子図書空間)」で管理されている。

研究の末、『書』に飲み込まれ失踪した父を追い自らも研究者となったオレッセンは、 『書』の番人である教団アセファルの助けを借りて、ビブリオテックから『書』の深層にダイブする。 その深淵では、ある衝撃的な出会いが待っていた……!!

一方、ユーロパリを中心に、電子書籍を通じた“『書』から現実世界へのコンタクト”も 頻発する。それは世界の秩序が崩壊するはじまりに過ぎなかった…!

巻末に、小説家・三浦しをん氏による解説文を収録予定。

【月刊IKKI掲載分のうち、folio20~26を収録】

【編集担当からのおすすめ情報】 前巻で『書』の真相を知ったオレッセンが、今巻で早々とその深淵をのぞきこもうとした矢先に『書』からのコンタクトが激化、それは市井の人々への攻撃という形で現れます。 そして、これを機に『書』に対抗しようとする者、利用しようとする者、傍観する者…さまざまな思惑が大胆に入り乱れ、ビブリオテックの混迷極まる第4集。 そんな中オレッセンは、リップたち仲間と言葉を交わし、教団アセファルと師弟関係を結び、フェランと不器用なやりとりもしつつ、少しずつ、少しずつ成長していきます。

そして、ふいに浮かび上がってきた父と『書』の本当の関係。

この先でオレッセンが目撃するものは? 『書』を起こしてしまったことによる代償とは? 「世界最古の本」が巻き起こす大騒乱の目撃者になってください!

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