現代の企業の競争原理の重要なファクターとして、時間競争という側面がある。いかに市場、顧客の求める製品、新製品をタイムリーに供給できるかが競われる。そのためには、狭義の生産、すなわち作ることだけのマネジメントでは不十分であり、製造、販売のサイクル、新製品開発のサイクルでのスピート化や効率化が勝負の決め手となる。本書ではこのような視点のもとでQ(品質)、C(コスト)、D(数量・時間)の生産マネジメントの中で、Dを中心とした効率化のための手法について解説するもの。