「この十年間に、こうしたかたちで日々の感想を書き続けた文章が-家内の絵に穏やかに傍証されるようにして-本になって残ったということは、なにより僕自身にとって思いがけないほどありがたい贈り物です」ノーベル賞作家夫妻が、家族の共生と魂の軌跡を心をこめて描く、感動の記録。