本書はナポレオン時代の教皇制、ウィーン体制下の諸活動、さらにヨーロッパ各地、南北アメリカ、近東、日本における動向を跡づける。カトリシズムとロマン主義思潮の交渉や信仰復興の兆しにも生彩ある叙述が加えられた。