何度だって言ってあげる。あんたはぜんぜん悪くない――。希望への疾走を描く、鮮烈なデビュー作! 優等生・智佳は、抑圧する父親に反発し、日帰り旅行を決行する。長距離バスで偶然乗り合わせた同じ高校に通うお馬鹿なギャル・優亜の過去を知り、彼女を助けるため、大好きなホラー映画にヒントを得て計画を練るが――。R-18文学賞大賞・読者賞ダブル受賞作ほか、映像制作会社で働く智佳、美容師の卵となった優亜、ふたりの「その後」を描く連作短編集。