心の中に、大きな世界を。とても豊かな財産を。コロボックル物語は、私たちの先頭を走って行くべき道を照らしだしてくれる――<中島京子「解説」より>日本が誇る小人、コロボックル。彼らは人間と“トモダチ”になる前に、細かく審議をする。つむじ曲がりのじい様(コロボックル)ツムジイは、コロボックルの迅速な動きが「見える」不思議な目を持つタケル(人間の少年)と“トモダチ”になった。二人の友情と別れ、タケルの成長、汚染された池の救出大作戦。思わず快哉! 解説・中島京子