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  • 著者山田詠美
  • 出版社講談社
  • ISBN9784065118320
  • 発行2018年6月

珠玉の短編

恋愛、友情、自尊心――人間の欲望の行き着く先は、グロテスクでブラックで愛おしい!主人公の奈美は、孝一と虹子という夫婦と親しくしている。しかし、孝一が出張中の雨の日を境に、三人の関係は歪み始める。川端賞受賞作「生鮮てるてる坊主」や“珠玉”という惹句に取り憑かれてた作家・夏耳漱子。やがて頭の中で珠玉たちが地位向上と種の保存を騒ぎ出し……!? 表題作「珠玉の短編」など、短篇小説の名手が贈る11編の絶品。
恋愛、友情、自尊心――人間の欲望の行き着く先は、グロテスクでブラックで愛おしい!
主人公の奈美はある夫婦と親しくしているが、その妻の虹子よりも、夫の孝一の方に深い友情を感じている。奈美と孝一は、頼りなく不安定な虹子の面倒をみているつもりだ。虹子にまつわる問題を二人で解決することで、二人の親密度は増していく。しかし、孝一の出張中の雨の日を境に、三人の関係は歪み始める。友情と肉体関係――そして今まで見ていた世界は、音をたてて崩れていく。川端賞受賞作「生鮮てるてる坊主」
神戸美子は幼い頃からありとあらゆる悪意を一身に受けてきた。中学の時、積年の恨みは念となりついに同級生の男子を襲う。世にも稀な復讐の才能を手に入れた美子は、教祖と信者を兼任するひとり宗教「みこちゃん教」を設立するが……。「自分教」
スプラッタ描写に定評がある作家・夏耳漱子は、自作に最も似つかわしくないはずの「珠玉」という惹句に取り憑かれてしまった。やがて頭の中で珠玉たちが地位向上と種の保存を騒ぎ出して…!? 表題作「珠玉の短編」
短篇小説の名手が贈る、川端賞受賞作を収録した11編の絶品。

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