万象は連鎖し、響きは繋属する カムイが潜む湿原の多様性
今から約6000年前、気温の上昇によって海水面が上昇し、やがて海水が引きはじめ、堆積した泥炭の上に植物が生え、徐々に現在の姿になった釧路湿原。 湿原に流入する最大の釧路川は、豊富な水を湛えた、日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖が源流部だ。 近年、水質の自然中和と放流活動により、かつての繁栄を取り戻すほど魚が増えているという。