本書は「持ち株会社は解禁すべき」との立場から、詳細な検討を加えている。日本の戦前の持ち株会社が果たした役割、それが禁止されるにいたった歴史的な背景、戦後五十年を経て解禁論が高まりをみせている理由、持ち株会社の具体的なつくりかた、世界の持ち株会社の事例など、様々な角度から持ち株会社をとらえている。