本書は、まず化学生態学の発展と専門用語を解説し、次に、植物間の相互作用-アレロパシー、植物とその捕食者である昆虫との相互作用、フェロモンなど動物間の相互作用を解説した。さらに、植物成分による自然史解明へのアプローチ、生物間相互作用の日常生活への応用例、生物間作用物質の種類を記述して読者の理解を深めるようにした。