幼い子が、自分がいつも使っているものとおなじ使い方(役目)をするものが、絵本の中に描かれていることを見つける。そしてそれが「おはし」、「ぼうし」、「はぶらし」という名前であることを知る……。それは、「認識」の最初の一歩で、幼い子どもにとって、うれしくてたまらないできごとでしょう。言葉と知識を獲得し始める幼い子どもたちに、初めての知の体験を美しい言葉と絵で伝えたい、そんな思いがこめられたシリーズです。