セーヌ河に架かるパリの橋は、時の流れの中で、人びとの生活に溶け込み、ある時には事件の舞台ともなってきた。一方、これらの橋は、構造・デザイン・素材もさまざまで、それぞれが美しさをもっている。本書は、遊覧船バトー・ムーシュセーヌを下りながら、いろいろな橋の表情をとらえ、それらにまつわるエピソードをつづってゆく。