「教室に居づらい」「保健室なら登校できる」「なんとなく相談室にいたい」子どもは多いが、カウンセラーや養護教諭に言葉で相談できる子は限られる。彼らへの対応に悩んだら「ものづくり」を行ってはどうだろうか? 著者は「創作のプロセス自体にセラピー的な要素が含まれる」と主張。作品の分析や解釈にとらわれず、子どもと一緒に創作そのものを楽しむアート・アズ・セラピーを提案する。ものづくりの具体例も満載、教育現場で今日から活かせる楽しいアイディアに満ちている。