本書は、1999年2月6日に著者の教授退任を記念して、東京都調布市緑ヶ丘の白百合女子大学に於て行われた最終講義を収録したもの。高名な歌人であった母、葛原妙子との確執にも触れ、児童文学と自分の人生とを重ね合わせて語る…。最終講義ならではの言葉は感動的である。