世界各地に残る、さまざまな伝承や伝説、物語。そうした伝承・伝説・物語には、「怪異」がよく登場します。
西洋世界だとユニコーンやグリフォン、アラブ世界だとルフ、東洋の龍、日本のぬえ、天狗などが有名どころです。
こうした怪異、単なる“架空の産物”と思っていませんか?
実は、怪異は、何でもかんでも架空というわけではありません。
モデルとなった「何か」が存在することがけっこうあります。
遠い遠い昔、人々が出会った「何か」が、長い年月をかけて「怪異」に変化して伝説や物語に残っているのです。
本書は、古今東西の有名怪異9体に着目。
プロの学者が繰り広げる科学的考察をもとに、その「正体」に迫ります。
昔の人は、一体何に出会って、その怪異を生み出したのでしょうか?