人が好きで町が好きでお酒が好きな滝田ゆうが描いた、私漫画。「泥鰌庵閑話」108篇の中から、長年滝田ゆうの漫画に親しみ、下町文化にも造詣の深いなぎら健壱が43篇をセレクト。純粋で、人懐っこく、寂しがり屋の主人公の日々を独特の描線で描いた、中年の哀しさやおかしさのあふれる傑作。