ようこそ、理想の家へ!
◆住宅業界初! コーチングによる家づくり
潜在意識の声を聞けば、あなたの「理想の家」がわかる。
リフォーム、賃貸物件選びにも!
◇著者「はじめに」より抜粋
「他人の金で自分の好きなものを作れるやりがいのある仕事」
これは実際に私が建築を学んでいる頃に聞いた教えであり、当時は私もその考え方を自然と受け入れていました。
ちなみに私の建築関係の友人からも「同じようなことを言われたことがある」と聞きます。日本で建築を学ぶと程度の差こそあるものの、このような価値観を教わって社会に出て仕事を始めます。
このように「自分の好きなものを作りたい」といった価値観を持って仕事をしている人に、「自分の夢がかなう人生で一度の家を建てたい」人が家づくりを依頼したら、一体どんなことが起こるでしょうか?
答えは簡単に想像できますよね。
双方とも自分の好きなものを作りたいと思っているわけですから、さまざまな問題が起こることは容易に想像がつきます。
でも、これが今までも、そして今現在も、数多く起こっていることです。
本来は他人の金で作るのですから、依頼者の好きなものを作るのが仕事のはずですが、なぜか「自分の好きな」ものであって「依頼者の好きな」ものではないのです。
なぜ、いつからこのような価値観が生まれたかは分かりませんし、なぜ「他人の金で依頼者が好きなものを作る仕事」だという教えにならなかったのかも分かりません。
世の中に住宅づくりの本はたくさん出版されています。間取りの仕方や素材の選び方といった本もあります。
でもこれらでは「残念な家」はなくなりません。
残念な家とは「もう一回建てたい」「こんなはずじゃなかった」といった、家主の理想でない家のことを指します。住宅と言えば住宅性能やら品質、耐久性に目が向きがちですが、理想の家づくりを成功するためのポイントは実は全然違うところにあります。
この本ではそのポイントについてお伝えし、どうしたらあなたが住まいづくりに成功するかを明らかにします。