「評定」から「改善」へ-初中等校認証評価の具体的展開。日本の学校評価は「アカウンタビリティ」に関心が集中する結果、評価が限定された指標によるスナップショットの「評定」に陥る傾向がある。一方、アメリカの学校認証評価は初中等校に広く普及し、「評定」から「改善」へと大きく展開している。このようなアメリカの学校認証評価の研究は極めて乏しい。本書は、等閑に付されてきたアメリカの初中等校認証評価の変容に注目し、個々の学校の具体的「改善」を目指す取り組みの実際を考察した初の研究であり、まさに時宜に叶った、必読の書である。