家族を持つようになれば住宅を買う、そのような「持家社会」は、日本においてなぜ形成されてきたのか。本書では、新築住宅を購入するという選択が、様々な個別の法律や規範・慣習などに相互補完的に支えられてきたことを明らかにする。経済面だけでなく、政治の側面からの議論を深めることにより立体的にその「制度」に迫る。