【文学/日本文学小説】「娘より書ける」と信じて疑わない芥川賞作家の母親は娘の担当編集者との情事を赤裸々に描き、「死んだ夫の自伝を作りたい」と訪れた美女は自らの過去を隠しながら男性を次々と翻弄する……。欲望うずまく出版業界を鮮やかに描く。