伝説のドキュメンタリー映画は、本書によって最強伝説になる!
映画『ゆきゆきて、神軍』主人公・奥崎謙三の行動は狂気によるものか、それとも神意か。 「殺人の場面」の撮影を強要するなど、普通人のものさしでは計りがたいスケールで、自らを演出する奥崎と、ドキュメンタリー映画作家の壮絶な戦いが読者のキモをつぶす。本書は、原一男監督の出世作「ゆきゆきて、神軍」の製作秘話である。採録シナリオ一挙収載。 原一男による書下ろし「老テロリスト その哀しき性」により、奥崎謙三の人間像がさらに浮かび上がる。
※本書は、『ドキュメント ゆきゆきて、神軍』(現代教養文庫、1994年)の増補版です。