経営の要諦「心を高める、経営を伸ばす」が理解できる好著――稲盛和夫氏推薦!
渋沢栄一翁が生涯心の拠り所とした「論語」。本書は、翁の精神に触れながら、「論語」をわかりやすく学ぶことができる優れた一冊である。――三村明夫氏推薦(日本商工会議所 会頭)
経営の柱として、人生の羅針盤として
多様に変化する時代、経営者に求められるのは、柔軟な精神と社会を見通す力、そして人を育てる力である。本書は、ビジネスワークの上で必要な指針や心の拠り所となる哲学を、『論語』を通して体得する一冊。講演、セミナーで特に人気の論語章句をテーマ別に取り上げます。
【目次】
序章 実践のための論語とは
第一章 志を持つ
第二章 学びを楽しむ
第三章 自分を省みる
第四章 人を育てる
終章 経済と志の豊かな国へ
【本文・序章より】
『論語』は、なぜこれほどまでに信頼され、愛されてきたのでしょうか。そこには普遍の原理があるからです。志を持つ。卑怯なことはしない。私利私欲を捨てる。社会貢献をする。年長者の言葉には耳を傾ける。言動は慎重にする。家族を愛する。当たり前のことばかりです。誰もが納得できる原理・原則で私たちに迫ってきます。苦境に立った時、迷いを生じた時、自信を失った時に、心の帰れる場所がそこにあります。
【著者略歴】
安岡定子(やすおか・さだこ)
安岡定子事務所代表。1960年東京都生まれ。二松学舎大学文学部中国文学科卒業。陽明学者・安岡正篤氏の孫。現在、「こども論語塾」の講師として全国各地で講座を開催するほか、企業やビジネスマン向けのセミナー、講演活動を行っている。『子や孫に読み聞かせたい論語』(幻冬舎)、『はじめての論語』(講談社)、『えんぴつで論語』『心を育てるこども論語塾』(共にポプラ社)など、著書多数。