• 著者日経BP社

日経ビジネス 2015年03月02日発売号

創業234年の武田薬品工業で今、未曽有の事態が起きている。昨年6月にフランス人社長が誕生したが、それだけではない。役員や部長に至るまで、外国人が次々とポストを占拠している。理由は明快だ。巨額M&Aで世界へ戦線を拡大したが、かじ取りを任せられる日本人社員を育てることができなかったからだ。だが、武田で起きていることは、決して他人事ではない。グローバル化は、ビジネス、組織を変え、次は人にも変革を迫る。「外国人経営」は日本企業の一つの生き方になるのか。もはや日本人にはグローバル企業を経営できないのか。「開国」で揺れる武田を舞台に検証する。

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