秋の到来は目に見えない風の変化から始まる。風の音を秋の声に見立て、肌に感じる涼しさを新涼という季語に磨きあげた先人たち。野分過ぎの空は高く澄み、鰯雲が一団となって過ぎてゆく。深秋、灯火親しむころには、もののあわれがしみじみと感じられる。月光、虫の音、木犀の香、人恋しさ――情趣と寂寥感から多くの名句が生まれた。例句を大幅に見直し解説に「作句のポイント」を追加。定評のある角川歳時記、改訂第五版!
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