遺伝子研究が進むにつれ、それを応用したバイオテクノロジーはめざましい発展を遂げている。受精卵を分割してできる一卵性多生子、遺伝子を操作することによってできる長期保存のきくトマト、害虫耐性トウモロコシなど、その応用分野は実に幅ひろい。本書は遺伝子の基本的な仕組みからバイオテクノロジーの最先端の分野まで、専門知識をもたない読者にもわかりやすく解説する。