中国で最も注目を集める茶人・李曙韻が語る、現代中国茶の真髄を捉えた翻訳本。茶の根底に流れる中国思想や古典『茶経』にも書かれている、茶道具の由来や淹れ方の変遷にも触れた、中国茶愛好家必読の書。
本書は2011年に台湾で上梓された 『茶味的麁相』、2013年発刊の簡体字版『茶味的初相』に次ぐ翻訳本で、監修を担当した陶作家の安藤雅信氏によるインタビューや現代の茶道具などの詳しい解説を新しく加えたもの。
台湾の写真家、蔡永和氏による美しく情緒ある写真とともに、中国茶の基本を知りたい初心者から中級以上の中国茶道経験者にも読み応えのある一冊となっている。