季刊『Be!』は依存症・アダルトチルドレン・共依存・トラウマ・発達障害などさまざまな課題を抱えて生きる人と、援助者のための雑誌です。
◆特集 わかる、できる!〈基礎知識・ノウハウ・実践〉
高齢者の飲酒問題にどう対応する?
高齢者の飲酒、何がどう危ない?
タイプ別、高齢依存症者への介入ポイントは?
入院治療の意義と、地域へつなぐノウハウは?
●PART1<基礎知識>高齢者の飲酒 何があぶないの?【樋口進】
●PART2<介入>タイプ別のポイントはこれだ【水澤都加佐】
●PART3<治療・回復>入院→地域への道筋はこうやってつくる!【新生会病院】
●PART4<地域の実践>
依存症患者の回復を支える――訪問看護ステーションみのり杉並
老人ホームで続く断酒例会――東大阪養護老人ホーム/ひぁかもか
●PART5<体験手記>――本人と家族
◆インタビュー ダンプ松本さん
父の酒も、私のパチンコも、「依存症」だった!?
父の飲酒と暴力、ギャンブルで苦労した母を楽にして挙げようと、女子プロレスの世界に入った。
そのダンプさんが父の問題を初めて「依存症」として理解したのは、渋谷で行なわれた厚労省主催の啓発イベントでのこと。
考えてみると、自分のパチンコへの執着もまさに依存症だった……。
◆アディクション臨床の中で生まれた
「5つの生きづらさ」へのアプローチ【小林桜児】
孤立感と被束縛感。罪悪感と無力感。
小児期の逆境をもとにした座標軸上に、5つのグループが浮かび上がった。
あなたはどのタイプ? 楽になるためには?
◆ギャン妻秘伝! 特別対談の巻
田中紀子(ギャンブル依存症問題を考える会 代表)×安藤宣行(司法書士)
問題を発見してくれると、本人は楽になる/「過払い金」もギャンブルに注意/サラ金よりシビアな、税金の取り立て?/ほか
◆発掘! 依存症地域連携モデル 【1】山形編
「専門医療」がなくても、つながれば、ここまでやれる!【小関清之】
高齢の母と暮らす40代の男性。飲酒問題で入退院を繰り返し、頻回に救急車を呼び、小さな町の関係者が総動員で巻き込まれた状態に……。
当事者を主人公とした「ケア会議」で、本人はもちろん保健師など関係者にも変化が。そして地域が変わっていく!