二〇一六年、東京・上野の国立西洋美術館をはじめ、ル・コルビュジエの手がけた世界七カ国の十七資産が世界文化遺産に登録された。二十世紀の建築に大きな影響を与えた彼の作品や思想はどのようなものだったのか。世界遺産に登録されたすべての建築を豊富な写真で読み解くとともに、その人生を辿ることでル・コルビュジエの全体像に迫る。