「平成」の子育ては、なぜ難しかったのか。 はじめに 過去は「いま・ここ」とつながっている 岡崎 勝(「お・は」編集人/小学校教員)
I 昭和―平成の学校教育をふり返ってみると 岡崎センセイとたどる「平成」の教育史 作成「お・は」編集部/監修 岡崎勝 1960年代〜2018年 子ども・先生の立場で見る学校の移り変わり 岡崎 勝(小学校教員)
おじいちゃん・おばあちゃんの子どものころ ① 貧しくて不安定で、いいかげんだった戦後 ②「受験地獄」が激しさを増して
お父さん・お母さんの子どものころ ① 荒れる学校と管理主義 ② 政治がからんだ「臨教審」が決めたこと ③「ゆとり教育」でなにが変わった? ④ 平成の始まりと先生の闘い ⑤「やる気」重視の「新学力観」 ⑥「学校五日制」、休みが増えたけど…… ⑦ 子どもたちへの「おそれ」と「学級崩壊」
平成教育の大変化 ①「ゆとり教育」で学力が低下した ② ほんらいの「総合的な学習の時間」と実際と ③ 全員参加の「学力テスト」 ④「学校選択の自由」という落とし穴 ⑤ 現実は閉じたい 「開かれた学校」 ⑥「発達障害」の登場と「特別支援」 ⑦「道徳教科化」の背景にあるもの ⑧ 学校は、なんのために行くのか?
対談 平成の教育政策は、なにを生み出したか? 藤田英典(教育学者)×岡崎 勝(小学校教員)
II 社会、暮らしぶりの変化から 「平成の子ども」が大人になった先にあるもの ― ロスジェネ世代の私の実感から 貴戸理恵(社会学者) 親の格差・階級、子どもにどう影響? 橋本健二(社会学者)
おわりにかえての対談 まずは、弱者である自分を自覚することから ― 新しい時代を生きぬくヒント 石川憲彦(児童精神神経科医)×岡崎 勝(小学校教員)